住民が育てる“さくら通り”
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200402/2000027406.html
大阪・港区の住宅街では、地元の住民が植えたおよそ100本の桜が見頃を迎えました。
地元では「さくら通り」と呼ばれて親しまれいるこの並木道には、110本のソメイヨシノやサトザクラが、およそ800メートルにわたって植えられています。
50年ほど前に地元の人たちが景観を明るくしたいと植えた桜で、今では枝が道路を覆うほどに成長し、まるで桜のトンネルのようになっています。
毎朝、歩道に落ちた花びらを掃除するなど住民が協力して世話をしています。
30年近く、桜の時期になるとこの場所に来て家族写真を撮っていたという近所の女性は、「子どもの成長を感じることができる場所です。まもなく孫が生まれるので、来年は孫を連れて写真を撮りに来たいです」と話していました。
桜並木を管理するために住民でつくった「桂音会」の大田利博さんは、「愛着を持ってこれまで育ててきました。これからも住民みんなでできることをやっていきたい」と話していました。